歯科医師・歯科衛生士合同セミナー

第77回関東支部教育研修会・第26回歯科衛生士セミナー

WEBサイトでの申込みは終了いたしました。
参加ご希望の方は直接当日ご来場ください。

天然歯の保存にこだわる

歯周病患者に対する様々なオプションを取り入れた治療への取り組み

講師 :青井 良太先生 (東京都港区 開業)

天然歯を守るという事は、歯科医師にとって長年のテーマである。全顎的な治療の一環として抜歯という選択を取る事はあるものの、天然歯が保存できる状態なのであれば、安易に抜歯をするのではなく、できうる限り保存をする事が望ましいのではないだろうか。その為には、まず一口腔一単位の的確な診断が求められる。そして最も大事なのが患者の希望も踏まえた上での治療計画の立案である。原因の考察と問題点の把握を踏まえ、非外科治療の限界と外科治療における可能性について実際の症例を提示しお伝えできればと考える。

全員参加での歯周治療への当院での取り組み

講師 :殿塚量平先生 (東京都大田区開業)

国民病とも言える歯周病。30歳以上の8割が罹患しているなどと言われているのは周知の通りである。しかし、我々、歯科医療従事者の認識と異なり患者の自覚は低い。 当院では開業から18年経っているが、開業時より歯周治療をすべての診療の軸としてきた。 初診患者が来院してからの診療の流れは、教科書通りに緊急処置から始まり、診査診断、歯周基本治療と進んでいく。当院の構成スタッフは、歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、受付秘書であるが、ここでは特に歯科衛生士が主役となることが多い。 歯科医師である私は、患者に診断結果を伝え、治療の流れの大まかな説明を行うが、患者はそれだけでは理解できない場合が多い。そこで必ず歯科衛生士のフォローが必要となり、またそれは不安な気持ちを持つ患者の心の支えともなり、歯周外科が必要な患者などは特に、歯科医師には相談できないような事柄も話している。 歯周治療の流れは、症例によっても多少異なるが、基本は炎症のコントロールと、力のコントロールである。特にこの力のコントロールにおいては治療期間中にProvisional restorationを活用していくが、この際、歯科技工士の出番が増えてくる。レジンで製作したProvisional restorationで長期にわたる咬合の確保は容易でない場合も多く、来院の都度の微調整、場合によっては修理が必要になる事もあり、歯科技工士の力に頼る場面も頻発する。 このように当院では最終補綴製作直前まで、院内のスタッフ全員で治療を進めていくが、その中で特に重要な事は、患者を含めた全員の意識統一、そして共通のゴール認識であると思う。 今回はそれらの実際を可能な限り症例を通して供覧し、皆様のご意見やご批判を賜りたいと考えている。

歯周基本治療に携わる歯科衛生士としての役割

講師 :塚田智子先生 (あおいデンタルクリニック ・歯科衛生士)

歯科衛生士業務は多岐にわたり、それぞれが重要な役割を担っています。その中で、私たち衛生士が特に重要な役割を担っているのが初診時の患者への関わり方から初期治療への導入についてです。患者は色々な悩み、不安を抱えて歯科医院を受診します。また、治療への協力度も患者により違います。その各々の患者に対して当医院で行っているシステムを紹介するとともに治療計画の立案について歯科医師とどのようにディスカッションしているか等を症例を交えてお伝えし、日々の臨床の一考となればと考えます。

地域のかかりつけ歯科医院に求められること 〜歯科衛生士としての役割 患者教育からメンテナンスまで〜

講師:土屋美佐子先生(栄光歯科医院 ・歯科衛生士)

現在の歯科医院には開業と同時に勤務し17年になる。開業当初はアシスタント業務と歯石を除去することに追われる毎日だったが、時代とともに院長の治療方針や流れが変化し、衛生士としての専門性や患者とのコミュニケーション力が求められるようになった。 現在は1日8人ほどの患者の歯周基本治療やメンテナンスを衛生士専用ルームで行い、担当患者の治療計画の立案も歯科医師と相談しながら行っている。歯周治療は長期に及ぶため、歯周基本治療から動的治療終了まで年単位でかかることも少なくない。また、治療終了後、良好な状態を保つため、継続的なメンテナンスは必要不可欠である。しかしながら、最終ゴールがなかなか見えない治療に対し、患者のモチベーションが下がってしまい来院が途絶えてしまうことも多々ある。長期にわたり患者のモチベーションを維持し、高めることも歯科衛生士の重要な役割の一つであると考える。今回、他医院からご紹介いただき、歯周外科を含めた歯周治療を希望される患者を例に歯科衛生士の役割について話したい。

プログラム

8:55〜
総会
9:30
受付開始
10:00
開会の挨拶(JACP関東支部副支部長吉野宏幸)
10:00-12:00
(途中休憩5分)
歯周病患者に対する様々なオプション を取り入れた治療への取り組み
青井 良太
12:00-12:30
歯周基本治療に携わる歯科衛生士としての役割
塚田 智子
12:30-13:30
昼休憩
13:30-14:00
地域のかかりつけ歯科医院に求められること 〜歯科衛生士としての役割 患者教育からメンテナンスまで〜
土屋 美佐子
14:00-16:00
(途中休憩5分)
「全員参加での歯周治療への当院での取り組み」
殿塚 量平
16:30-16:00
質疑応答
16:30
感謝状贈呈
閉会の挨拶(JACP関東支部副支部長吉野宏幸)
17:00〜
懇親会(会場:学士会館320号室)

 

詳細はこちらをご覧ください

日時

2017年04月09日(日)
10:00〜16:00(受付9:30〜)

懇親会

会場:学士会館320号室(会場斜向かい)
東京都千代田区神田錦町3-28
http://www.gakushikaikan.co.jp
時間:17:00〜19:00
会費:3,000円

会場

一橋講堂(神保町)
東京都千代田区一ツ橋2-1-2【地図

参加費

  〜3月31日 4月1日〜当日
正会員・準会員B 無料
準会員A 3,000円 4,000円
非会員(歯科医師) 10,000円 11,000円
非会員(歯科衛生士) 5,000円 6,000円

※ICチップ付会員証を忘れずに

※準会員A(施設と個人名で登録)
正会員が管理する医院に従事する医療従事者

※準会員B(個人で登録)
日本臨床歯周病学会認定歯科衛生士…医療従事者で個人登録している方

参加費振込先

  1. 郵便局からお振込の場合(郵便振替)
    口座番号:00120-7-486445
    加入者名:日本臨床歯周病学会関東支部
  2. 郵便局以外の金融機関からお振込の場合
    金融機関:ゆうちょ銀行
    金融機関コード:9900
    店  番:019
    預金種目:当座
    店  名:0一九店(ゼロイチキュウ店)
    口座番号:0486445
    加入者名:日本臨床歯周病学会関東支部

お問い合わせ先

(一財)口腔保健協会コンベンション・情報管理部
TEL 03-3947-8761 FAX 03-3947-8873
E-mail:gakkai1@kokuhoken.or.jp

申し込み

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